ガイド日誌  北海道美瑛町「ガイドの山小屋」

北海道美瑛町美馬牛から、美瑛の四季、自転車、旅、北国の生活、冬は山岳ガイドの現場のお話をお伝えします。 公式Webは、www.yamagoya.jp

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国慶節

今年の夏の美瑛・富良野は、
いったいここは何処の国?? なんて思うくらい、アジア系の外国人が多かったのですが
9月に入るとニッポンが戻ってきました。

ホッとひと安心、というところですが、
この夏も台湾やタイなどの旅人たちの親日ぶり北海道大好きっぷりがとっても嬉しかったので、
少し寂しくもある、秋のこの頃です。

しかし!
10月に入った途端、
外国人のお客様が、どん!と増加したのです。

それも、夏とは違って中国だけに偏っています。
なぜだろう??

そこで調べてみました。
国慶節、というそうですね。
大陸のほう、中華人民共和国の建国記念日にあたるそうで、今週は連休なのだそうです。

なるほど。

まあ、それはいいのです。

RIMG0609.jpg
駐車場に、お忘れ物です。

こういう光景、久しぶりに見ました。

レンタカーでやってきた彼らは、ここに5分ほどいたでしょうか。
もちろん商いは成立せず(1円もいただいてないので、お客様ではありません)、
かといってトラブルを起こしたわけでもなく、ただただ大騒ぎしただけで帰っていったのですが。

たった5分、ココにいたけで、こんなかんじ。

RIMG0608.jpg

この夏、
美瑛の丘でも、いたるところで同じような光景が見られました。
走る車からポイだから、ほんとに参ります。

今日もまた、このように美瑛の至るところでゴミをポイポイされていると思うと、
いたたまれなくなります。


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  1. 2014/10/02(木) 16:25:47|
  2. 美瑛・富良野

深まる秋

ブログをご無沙汰しておりました。
いろんなことがあったのですが、記事には写真がなければシャキッとしない気がして
何も書かずに日々が流れていきました。

昨日は今シーズン初の「お金払わないお客さん逃亡事件」が発生して警察に被害届を出したり、至急に防犯対策を練り直したり、
きょうは午後からお天気が急変したと思ったら雨上がりの大雪山連峰が初冠雪していたりと、
なかなか目まぐるしく日々が流れていきます。

ガイドの山小屋のレンタサイクル店としての今期の営業はあと1カ月少しとなりました。
そのあとはクリスマス頃までニュージーランドに滞在していますので、これからの1か月で冬営業のあれこれも全部準備を終えてしまいます。それこそ明日にでも冬タイヤに交換しかねない勢いです。

そろそろ、冬のお客さんのなかには、そわそわしている方がいるのでは? 笑
いつ?いつスケジュール出してくるんだ社長!
そもそも、今年もちゃんとやる気あるのか社長!冬のガイドやめちゃうんじゃないのか?みたいな? 笑

やめませんよ皆さま。
ご安心ください。
営業はするけどガツガツしたくいないので週3日営業くらい?
値上げもしません。

ただ、ガイドの山小屋は周囲よりも安いせいでしょうか、ボクが優しいからでしょうか、
ボクがいい男だからでしょうか(駄)
団体さんなど海外のツアーがときどき探りをいれてくるんです。

も~勘弁してくれ~!
カネはいらんから冬くらい自由にさせてくれぇ~!

そういう事情もあるので、あまりガンガン営業するとキャッチされてしまうので
宣伝などせず、こっそり営業したいと、思っております。 苦

テレマークスキーの一時のブームも去りまして、
バックカントリーのブーム?もピークを過ぎた気がします。
あとは冬山が好きな人が好きなだけ続けていけたらなあと、思うのです。

ただ、冬山だけは、油断すると簡単に死んでしまいますから、
今年もみなさまと安全に愉快に楽しめるように
冬山トレーニングは3年ぶりにニュージーランドで2ヶ月間徹底的に揉まれてこようと思ってます。

皆さまとともに、あの雪あの山を滑り、いつの間にか・・・な感じで歳を重ねていきたいです。

今年も年末28日から冬営業いたします。お正月休んで、新年は3日から。
ここまでは、だいたい決まっております。
詳細なスケジュールは近日中に公開しますので
少々お待ちくださいませ。

いつの間にか、秋が深まっておりました。
大雪山の紅葉もいまが盛りでございます。

いろんなことがあった夏でした。あんなこんな、いろんなネタがありますので、
まあストーブのまえでお茶でも飲みながら笑ったり考えたりして楽しみましょう皆さま。

冬が待ち遠しいですねえ。
でも、もうすぐですね。


ガイドの山小屋Web


  1. 2014/09/16(火) 22:28:13|
  2. 美瑛・富良野

夕立のお話。

北海道にも夏がきました!

本州のような猛暑はありませんが、それなりに暑いです。
夏、といえば夕立ですが、きょうも夕立がありました。

こちらの表をご覧ください。


上富良野町(美瑛町の隣町)の今日のデータです。降水は記録されていません。

12551biei.gif
美瑛町の今日のデータです。夕立の記録があります。かなり降ったんですね。

ガイドの山小屋がある「美馬牛(びばうし)」は美瑛町ですが、上富良野町との境界にあり上富良野町の天気予報が反映される傾向があります。
きょうも美馬牛には夕立はありませんでしたが、戻ってくるみなさんの多くが
「降られた~」と明るく爽やかにおっしゃるので、夕立を知った次第です。

数百メートルでお天気が違ったといいますから、気まぐれですね。

お天気ばかりは、なかなか読み切れないものです。
夏ですね!

ガイドの山小屋Web



  1. 2014/07/13(日) 19:10:35|
  2. 美瑛・富良野

【注意情報】 親切心に付け込む人々にご注意

(長文で、嫌な内容が含まれますのでご注意ください。読んだあとは嫌な気分になりますが、被害を拡大させないためには私が悪者になってでも注意喚起する必要があると思ったので書きます。本当はこんな内容のブログ書きたくないんです。)


困ったものです。

外国人旅行者に聞いたところによると、海外のある旅行ガイド媒体や個人ブログ等にこのような記事があり、インターネットで拡散しているといいます。
要約するとこのような内容。

「日本(北海道)で困ったことがあったら、通りがかりの日本人に電話をかけてくれるよう依頼しなさい」
「日本人(北海道人)は親切なので、力になってくれます。」
「あなたのモバイル(携帯電話・スマホ)は使わなくても結構。高い電話代を払う必要はありません。」

一見、正論に見えますが、ちょっと違和感ありませんか?
いったい何の意味が隠されているんでしょう。

大抵の観光客は英語を話します。
また宿などの観光施設はだいたい英語を話しますので、ご本人が直接電話してきても何も問題はないのです。

ではなぜ、彼らは通りがかりのひとや地元のひと(場合によっては民家に飛び込む)を利用するのでしょうか。
ひとつは、日本人(北海道人)が親切だから。
親切心は、付け込みやすいのです。


こういうケースがありました。

あるカフェは毎週○曜日が定休日。
でもお客さんが知らずに来る。
CLOSED?怒!(本来、怒る場面ではないはずですが)
彼らは自分の電話は使わずに、たまたま目に入った近所の家にいく。
呼び鈴を鳴らし、対応したご近所さんに、ココに電話するように依頼する。
その旅行者が困っていると感じた住人の方は力になってあげようと閉店しているカフェに電話をする。
休日で休んでいたカフェオーナーは、表示された電話番号から近所の人からの電話だと思って出る。
すったもんだの結果、かわりに電話をかけているご近所の方は、
「困っているんだから店をあけてあげてもいいじゃないか!」と腹をたててしまう。
ご近所の方に迷惑をかけていることに困惑してしまい、結局、お店をあける。
彼らは貸切の店内で勝ち誇り、自分たちのスマホで記念撮影。ピース。
日本人ちょろい。

・・・。

朝早く到着した。
宿にチェックインしたいけれど、チェックインの時間は午後4時。いまは午前11時。
宿に電話したらやっぱり断られた。
そこで、近くにいたひとに宿に電話をかけてもらう。
以後、そのひとが代わりに交渉することになる。
それでもチェックインは不可。埒があかない対応にいら立つ交渉人。
ついに怒りだす。
困っているじゃないか。女の人は体調が悪いといってる!
(いつの間にか、ひとりが病人になってます。よくあることです。)

結局、宿の主人は渋々受け入れざるを得なくなります。
いつの間にか悪人にされてしまって、お気の毒なことです。
そして今回もうまくいきました。上場首尾。
日本人ちょろい。

・・・。


ガイドの山小屋も例外ではありません。
今シーズン、上記と似たことが、すでに10回以上発生しています。
まさに急増、です。
ある人など、レンタサイクル屋の当店にやってきてタクシーを呼んでほしいと頼むのです。
本末転倒ですがモメるのは嫌なので、こういうケースのために作ってあるタクシー会社の電話番号リストのコピーを渡して
公衆電話の場所を教えます。徒歩1分。
でもダメなのです。公衆電話はダメ、自分のモバイルもダメ。
ちなみにそのひとは英語を話します。私とのコミュニケーションは英語です。ちなみにタクシー会社の予約電話は英語可。
でも彼らは承知しません。

こういうこともありました。
宿に予約電話をしてほしい。
素直に応じたら、やられました。
宿にはとうとう現れなかったそうです。
無断キャンセルによる損害は私たちが被らなければなりませんが、それは免じていただきました。
しかし、その宿との関係は悪くなってしまいました。
まったく、ひどい目にあいました。

昨日のケース。
家族4人。途中でお母さん(推定40歳代)が自転車で転んでしまった。
「もう嫌!」すっかりご機嫌を損ねたお母さん。フラフラの重病人になってしまう。
迎えにきてほしい、という電話。もちろんその場に居合わせた方の携帯で、その方が代理でかけてきました。
以後、交渉はその方が代理で行います。
お迎えは有料です。1時間後に迎えにいきますと伝えたところ、交渉の雲行きは急変しました。
板ばさみになった交渉役の方が苛立ってしまい、
お客さんに対してひどいんじゃないか、という空気になってしまいました。
そのとき、ガイドの山小屋の店頭にはお客さんが大勢いて受付の順番を待っていました。
お店を閉めてお迎えにあがれるような状況ではありませんでした。たまたま、この日は私がひとりですべて対応していました。

いっぽう現地では、とうとう救急車まで呼んで大騒ぎになったようです。
急を知らせる一報がもたらされました。

これには参りました。

救急隊は、搬送しようとしたようですけど、本人は拒んだようです。(明日の札幌観光がパーになるし、入院させられたらお金がかかる、という理由)
簡単な処置だけをして、救急隊はまもなく去ったそうです。
しかしながら急を要する事態になり、私は追い込まれました。
午後からの大型バス2台の受け入れを断り、大勢のお客さんを追い払うようにして店を閉めなければならなくなりました。

そして駈けつけてみたら、おばさま無傷。
ただ、大袈裟に大根役者芝居をしているおばさんがいる。
「かわいそうな私」を精いっぱい演じていらっしゃいました。

それにしても、もうちょっとマシな演技できないんでしょうか。
こういう方をこれまで70人くらい見てきたのですが、
みなさん一様にまったく同じ芝居をします。
当の本人は一世一代の大まじめな芝居なので、平素は一応騙されて差しあげるのですが
さすがにこの日は笑えませんでした。

私はバスの受け入れを断り、店頭のお客様を追い払いました。
閉店の時間中もきっと何人もの方が来店されたと思います。

この一件で私の店は、大事な「信用」を失いました。
大型バス受け入れは契約の上でのことですから、当然今後の取引は停止になります。
場合によっては慰謝料請求の可能性もあります。
そして、追い返したお客さんは、大変怒っているでしょうね。

大根役者おばさん。
なぜそこまでして回りを巻き込むのでしょうか?

呼んだタクシーに上機嫌で乗って、去っていかれました。


今シーズンは何かおかしい。

某海外ガイドブックの「親切心に付け込んでうまくやれ!」指南の存在。
これは大変困ったことです。
これからも被害は各地でどんどん拡大していくと思います。

巻き込まれるのは宿や観光施設だけにとどまらず、通りがかった旅行者、ご近所の方、電話をかけさせられるすべての人が巻き込まれます。
1円も使わずに要求のすべてを手に入れた彼らが高笑いを残して去ったあとに残されるのは、
関わり合った、電話をかけあった当事者の間の深い不信感の溝。

なぜ、親切な方がこのような目に遭わなければならないのでしょうか?
なぜ、私たち日本人(北海道人)同士がこうならなければならないのでしょう?

なんかおかしいですよね。
みなさん、どうか気をつけて。

自分のモバイルを使えばいいんじゃない?と突き放すことが大事だと思います。
ぎゃあぎゃあ大袈裟にわめいたり泣いたりしますけれど、それはほとんどの場合、大根芝居です。

騙されてはいけません。
関わってはいけません。
触らぬ神に祟りなし。です。

どういうケースでも、ご自分のモバイルで直接、私たち当事者に電話してくれたら、
すべて解決します。
彼らは必ずアイフォン持ってます。普及率は日本人以上です。
当たり前ですが、そのアイフォン、ちゃんと日本で使えます。
ただ、海外ローミングサービス(外国で自分の携帯電話を使用する)は、自国よりも割高なので、
使いたくないだけ。電話代も「親切な日本人」に払わせるわけです。
日本人ちょろいですから。

ただ、
外国人に慣れている観光施設の私たちは、そう簡単には騙されません。
電話してきても、サラリとかわされます。

だからこそ、彼らは中間に日本人(北海道人)を関与させて板ばさみにして利用するのだと思います。
うまくやろうとするんですよね。

本当に、外国人観光客はしたたかです。

ただ、勘違いしてはいけないのは、これは一部の観光客のすることです。全員じゃない。
国もアジア系というだけで特定できるわけではありません。

彼らは決まってこう言います。
「自分は悪くない。インターネットに書いてあったんだ!」

旅行ガイドの指南?や、個人ブログでの成果報告の影響で、いままで姑息なことをしなかった人までもが
真似するようになった、ということが問題だと思います。 さらにはその数はどんどん増えています。

日本人ちょろい。
なんか、悲しいです。



※7月14日 記事の一部を加筆修正しました。
※9月9日  記事を再掲載しました。

  1. 2014/07/11(金) 22:58:13|
  2. 美瑛・富良野

新規開店!ガイドの山小屋、美瑛駅前に支店?

答えは、NOです。

10年ほど前から、いや正確には97年に法人として誕生してからずっと、
美馬牛に続いて美瑛に店舗を出すことを目標にしていました。

お客さんの動線を結ぶこの2地点の双方に拠点を設けることで相乗効果と経営効率の両方が得られます。
美瑛のみ、美馬牛のみとは比較にならないくらいの利便性が得られるはずでした。

ついに私は昨年春にJR美瑛駅前への新規出店を決意しました。
早ければ昨年秋、遅くとも2014年初夏には美瑛駅前に出店するために物件を探す一方で資金計画もたてましたし、ある種のビジネスの展望もはっきり見えていました。年間を通じたアクティビティ事業に迷いなし!といったところでした。

しかし、事態が一変します。

ご存知のとおり、夏から秋にかけてJR北海道がおかしくなりました。
今のJR北海道は普通の民間企業であれば完全に倒産しているレベルです。

昨今のJR北海道叩きは、まるで上京した黒板五郎さんをイジり苛めまくる都会の人々、みたいにも見える。
「北の国から」を見ているような、切ない悲しい気分にさせられます。

拓銀に続く北海道イジメとも捉えられますが、しかしながら内容が内容だけに是非もなしとも思います。
なんともやりきれない。

吹き荒れるJR北海道問題の嵐ですが、それもいずれは去るでしょう。
列車のダイヤは平常になり、人々は安心して特急に乗るようになるでしょう。

しかし!

この嵐が去ったあと、しばらくして何が起こるでしょうか。予想してみてください。
間違いなく経費は増大するのです。
しかし経営的にはJR北海道の打つべき手はすでにお手上げになっている。
全北海道に広がる緻密な路線網、このすべてに本州レベルの高度な保守点検を行うことができるのでしょうか。

それは無理というもんです。

ごく普通に考えたらば、経営の縮小、赤字路線の廃止の嵐がやってくると考えるのが自然ではないでしょうか。

私たちの富良野線は、北海道内の赤字路線ワースト5位あたりの常連です。
いわゆる営業係数(100円の利益を出すための経費)160台というから驚きです。
この春に廃止されることが決まっている江差線よりも低いのです。

10年後、富良野線はないかもしれません。
まだ誰にもわからないけれど、そんな不安が私に美瑛駅前への新規出店を思いとどまらせました。


こうして今後10年間の経営方針は、白紙になってしまいました。


吹雪の富良野盆地を、列車が力強く駈けていきます。
それは道産子の姿そのもの。

本州ならば想定外だ非常事態だと大騒ぎになるような過酷な気象条件のなか、列車は雪煙りを巻きあげて平然と走ります。特急だって走る走る!ちょろい雪くらいで運休したりしませんから!鼻水跳ね飛ばしながら全力疾走ですから!

JR北海道に新幹線は任せられないと言いますが、吹雪も氷点下20℃30℃も当たり前な酷寒の地で平常の運行ダイヤを守ることができる鉄道事業者が、他に一体どこにあるでしょう?

私は、五郎さんの生き方に1票。

がんばれJR北海道。


ガイドの山小屋Web


  1. 2014/02/28(金) 15:48:02|
  2. 美瑛・富良野
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